■東福岡、サッカー・ラグビー・バレーボールの3競技で全国制覇なるか?!

　12月30日に開幕した第94回全国高校サッカー選手権大会。「夏冬連覇」を目指す東福岡（福岡）は5日に開催された準々決勝、東京都代表の駒澤大学高等学校をMF橋本和征の決勝ゴールで下し、目標に掲げる日本一までいよいよあと2つと迫った。昨夏行われた全国総体優勝校として今大会も優勝候補に挙げられた東福岡はここまで4試合を戦い7得点1失点で4強入りを決め、全国総体決勝の再現となった3回戦、市立船橋（千葉）戦ではPK戦の末に強敵を退けている。そして、9日に迎える準決勝では昨年優勝校の星稜と埼玉スタジアムにて激突する。決勝進出へ、大きな期待が懸かっている。

　そして、サッカー部と共に今冬も全国大会に出場しているラグビー部、バレーボール部も全国大会を勝ち進んでいる。振り返れば、昨年度はラグビー部、バレーボール部が全国制覇を成し遂げたものの、サッカー部は中島賢星（現横浜F・マリノス）、増山朝陽（現ヴィッセル神戸）らを擁して優勝候補と目されながら、惜しくも3回戦で静岡県代表・静岡学園に敗れ、16強敗退。3競技における同時全国制覇の偉業達成を逃した。

　連覇を狙うラグビー部は7日に花園ラグビー場で開催される第95回全国高校ラグビー準決勝で東海大仰星(大阪）との一戦に臨む。また同じく連覇を狙うバレーボール部も7日に5年連続7回目の出場となる春の高校バレー2016において、3回戦（勝ち進めば同日に準々決勝）に登場。上越総合技術（新潟）と激突する。

　昨年は惜しくも冬の全国で2冠に終わった東福岡。再び訪れた3競技全国制覇のチャンスをモノにすることはできるのか。サッカー部の「夏冬連覇」と共にラグビー部、バレーボール部の戦いにも注目だ。