東福岡FW三宅海斗(写真:選手名鑑より)

■名倉巧(國學院久我山
 全国のピッチを縦横無尽に駆け回った小柄なテクニシャン。3トップ下の位置から國學院久我山の攻撃におけるタクトを揮い、再三の好機を演出。抜群のボールコントロールと、創造性溢れるラストパスが光った。最終学年となる来季も、FW澁谷雅也とともに期待の逸材として注目だ。

■禹滉允(明徳義塾
 大会優秀選手にも選出された明徳義塾が誇る頼れる主将。全試合フル出場を果たし、ボランチの位置から攻守にいぶし銀の活躍を見せた。同校初の8強入りに貢献。

■阿部雅志(星稜
 開会式の選手宣誓に始まった阿部の今大会は準決勝で幕を閉じた。初優勝を飾ったチームにおいて、決勝のピッチに立つことができず悔しさを味わった前回大会から1年、一回りも二回りも成長した姿を全国で披露。準々決勝の明徳義塾戦では2ゴールを挙げ、チームを4年連続4強へと導いた。

【FW】

■三宅海斗(東福岡
 右ウイングを主戦場に攻撃を牽引。DFを切り裂く鋭い突破、カットインから放たれる強烈なシュートはインパクトを残した。決勝戦國學院久我山戦では待望の先制ゴールをマーク。

■深見侑生(駒澤大学高等学校
 同校を史上初の8強に導いた主将。開幕を飾った阪南大高(大阪)戦では今大会第1号となるゴールを挙げチームの勝利に貢献。王者東福岡と相対した準々決勝では、チーム事情により最終ラインの一角を務めるなど大会を通じてフル回転を果たした。

■小川航基(桐光学園
 3回戦青森山田戦において悲劇を演じたU-18日本代表の点取り屋であったが、桐光学園のエースとして、また主将として奮闘する姿は高校サッカーファンの目に焼きついている。目標に掲げた得点王獲得とはならなかったものの、2試合4ゴールを挙げる活躍で優秀選手に選出された。