写真:國學院久我山GK平田周
【GK】
■脇野敦至(東福岡)
U-18日本代表にも名を連ねる世代屈指のGKは今大会も本領を発揮。大会を通じて安定感溢れるセービングを継続し、6試合中5試合でクリーンシートを達成した。見事17年ぶりの日本一を掴み取ったチームの快進撃は彼なしでは成し得なかっただろう。
■平田周(國學院久我山)
1年生ながら堂々たるプレーを披露。FC東京U-15むさし出身の守護神チームの準優勝に大きく貢献した。PK戦までもつれ込んだ2回戦の明秀日立(茨城)戦では2本のシュートストップを成功させ、勝利の立役者となった。
【DF】
■原山海里(青森山田)
青森山田が誇る“飛び道具”、ロングスローから何度も好機を演出した。中でも3回戦桐光学園(神奈川)戦、1点ビハインドの後半アディショナルタイムに同点ゴールをお膳立てしたシーンは原山のベストプレーの一つ。右SBの位置から攻守にアグレッシブルなプレーを披露した。
■佐藤瑶大(駒澤大学高等学校)
2年生ながら守備の要として奮闘した駒澤大学高等学校DFリーダー。同校史上初の8強入りに大きく貢献した。準々決勝東福岡戦では無念の欠場を強いられたがこの悔しさは来季以降の原動力となるだろう。
■星キョーワァン(矢板中央)
屈強なフィジカルを武器に今大会も抜群の存在感を放った。チームは3回戦で富山第一(富山)に敗れ、16強敗退となったが、星のキャプテンシーは次世代にもしっかりと受け継がれていくことだろう。
【MF】
■神谷優太(青森山田)
東京ベルディユースから青森山田へ、異色の経歴を持つMFは前評判に違わぬプレーを見せつけた。初戦となった大社(島根)戦、2回戦聖和学園(宮城)戦で2試合連続ゴールをマーク。チームは準決勝で敗れ、神谷も目には大粒の涙を浮かべたが、味わった悔しさを胸にプロへと進む来季以降の活躍に期待したい。
■村上光樹(帝京第三)
今大会5ゴールを挙げて見事得点王を獲得。高松南(香川)との初戦で2ゴールを挙げると、2回戦山口鴻城(山口)戦では圧巻のハットトリックを達成した。