先日閉幕した第94回全国高校サッカー選手権大会。高校サッカードットコムでは各地域別に今大会の活躍を振り返る!第4弾は【関西編】!

 今大会の関西勢は苦戦を強いられた。開幕戦に登場するも、駒澤大学高等学校(東京)に屈した初出場・阪南大高(大阪)を筆頭に、上位進出が期待された初芝橋本(和歌山)、野洲(滋賀)が揃って1回戦敗退。早々と大会を後にする結果となった。

 さらに、12年度準優勝、13年度4強と好成績が並ぶ京都橘(京都)は5回目の出場にして悲願の日本一へ挑んだが初戦で敗退。U-18日本代表FW岩崎悠人をチームの中核に据え、主将を務めるDF小川礼太、MF輪木豪太、MF稲津秀人といった岩崎と共に県予選優秀選手に選出された選手らがスターティングメンバーに名を連ねたものの、 尚志(福島)に惜敗。実力校同士の激突とあって1回戦指折りの好カードと位置付けられた一戦を惜しくも落とした。

 そんな中、対照的に明るい話題を提供したのは神戸弘陵(兵庫)と香芝(奈良)。2年ぶりに兵庫県予選を勝ち抜いた神戸弘陵は初戦となった2回戦、FW竹村史明のゴールで東京都市大塩尻(長野)を下して16強入り。3回戦で國學院久我山(東京)に競り負け過去最高成績に並ぶ8強進出は逃したが、今後に繋がる貴重な1勝を勝ち得た。また、3年ぶりの選手権出場を果たした香芝は3度目にして記念すべき全国初勝利。1回戦の相手は言わずと知れた名門校・藤枝東(静岡)とだけあって劣勢が続く厳しい試合展開となったが、GK藤井佑輝也らを中心に耐え切る。すると勝負が委ねられたPK戦の末、格上を相手に引導を渡した。

▽各校結果は以下の通り
神戸弘陵(兵庫)・・・3回戦
野洲(滋賀)・・・初戦敗退
京都橘(京都)・・・初戦敗退
阪南大高(大阪)・・・初戦敗退
香芝(奈良)…2回戦
初芝橋本(和歌山)・・・初戦敗退

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2015年 第94回全国高校サッカー選手権