写真・明徳義塾MF禹滉允(高知県予選決勝観戦記事より)

 先日閉幕した第94回全国高校サッカー選手権大会。高校サッカードットコムでは各地域別に今大会の活躍を振り返る!第5弾は【中国・四国編】!

 昨夏総体において8強に名を連ねた米子北(鳥取)、広島皆実(広島)は上位進出の有力候補に挙げられながらも揃って早期敗退。初の16強入りを果たした前回大会越えを狙った米子北はDF嶋田遼允、MF江口大輝、FW谷口喬亮ら各ポジションに好選手を配置し陣容を整えたが、優勝候補筆頭の市立船橋(千葉)に完敗。前半30分過ぎに先制を許すと、成すすべなく3失点。戦前の予想を覆すことができず涙を飲んだ。また、08年以来となる全国制覇を目指した広島皆実國學院久我山(東京)に競り負け1回戦敗退。総体時よりも攻守両面でさらなるレベルアップを図って初戦を迎えたが苦杯を舐めた。

 さらに、県内におけるライバルの牙城を崩し全国へと挑んだ2校もあえなく初戦で敗退。県予選決勝作陽戦でのスーパーゴールが話題を呼んだ玉野光南(岡山)は星稜(石川)に、立正大淞南の4連覇を阻んだ大社(島根)は青森山田(青森)にそれぞれ敗戦。一方で、初出場を果たした山口鴻城(山口)は1回戦で日大山形(山形)を相手に勝利を収め、初勝利を飾っている。

 続いて四国ブロック。前回大会は出場全4チームが初戦敗退を喫する結果に終わったが、今大会では明徳義塾(高知)が前評判を一蹴する勝ち上がり。正智深谷(埼玉)、各務原(岐阜)を破って過去最高記録を塗り替える8強入り。開幕前には「選手権ではベスト16以上を目指したい」と語っていた主将・MF禹滉允は優秀選手にも選出されるなど、周囲の期待を上回る快進撃となった。

▽各校結果は以下の通り
米子北(鳥取)・・・2回戦
大社(島根)・・・初戦敗退
玉野光南(岡山)・・・2回戦
広島皆実(広島)・・・初戦敗退
山口鴻城(山口)・・・2回戦
高松南(香川)・・・初戦敗退
鳴門(徳島)・・・2回戦
松山工(愛媛)・・・3回戦
明徳義塾(高知)・・・8強

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2015年 第94回全国高校サッカー選手権