写真:東福岡MF藤川虎太朗(2015年総体より)
先日閉幕した第94回全国高校サッカー選手権大会。高校サッカードットコムでは各地域別に今大会の活躍を振り返る!第6弾は【九州編】!
昨夏総体を制し、ライバルチームからターゲットと位置付けれた中での夏冬連覇。他チームを上回る夏から冬に掛けてのレベルアップは、総勢280名を越えるチーム内で繰り広げられる激しい競争の賜物である。そんな中、早くも来季の“赤い彗星”に懸かる期待度は高い。負傷の影響で出遅れたものの、今大会初スタメンを飾った準決勝、そして決勝でもゴールを挙げた昨夏総体得点王MF藤川虎太朗や、全試合にスタメン出場を果たしたMF鍬先祐弥、DF小田逸稀、DF児玉慎太郎ら下級生ながら出場機会を得た選手は少なくなく、再び頂点を狙える陣容を整える。東福岡にとって選手権連覇を見据えたシーズンとなる2016年も注目したい。
一方で、その他九州勢はいずれも納得いく結果を得ることができず。国見や長崎総科大附らを退けて初出場となった長崎南山(長崎)は桐光学園(神奈川)に完敗し初戦敗退。昨夏総体に続いて今大会でも全国初勝利を逃し、全国の厳しさを痛感する結果に。また、10年度、13年度と過去2度経験した8強越えへ照準を合わせた日章学園(宮崎)も2回戦敗退。富山第一(富山)との初戦を0対1と僅差で競り負けた。
さらに大津(熊本)も九州勢苦戦の一因に。前回大会準優勝校・前橋育英(群馬)との初戦、2度リードを奪われる展開に粘りを見せて追いつくも、最後は後半アディショナルタイムに勝ち越しを許し力尽きた。来季のガンバ大阪入団が内定しているDF野田裕喜、FW一美和成に加え、プリンスリーグ得点王MF原岡翼、背番号10を背負うMF吉武莉央ら好選手を並べ優勝候補にも挙げられた中での早期敗退。来季こそ悲願の日本一を期待したいところだ。
▽各校結果は以下の通り
東福岡(福岡)・・・優勝
佐賀北(佐賀)・・・初戦敗退
長崎南山(長崎)・・・2回戦
大津(熊本)・・・2回戦
大分(大分)・・・初戦敗退
日章学園(宮崎)・・・2回戦
鹿児島城西(鹿児島)・・・初戦敗退
那覇西(沖縄)・・・初戦敗退
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2015年 第94回全国高校サッカー選手権