市立船橋DF杉岡大暉(写真:選手名鑑より)

 高校サッカードットコムでは全国津々浦々、強豪校の2015年シーズンを振り返る!今回は2015年総体準優勝校で2人のJリーガーを輩出した名門・市立船橋(千葉)をピックアップ。

【 市立船橋(千葉)・宿敵に喫した2度の敗北を経て雪辱のシーズンへ 】

 “宿敵”を相手に、それも同じPK戦の末阻まれた日本一。MF椎橋慧也(ベガルタ仙台入団)、FW永藤歩(モンテディオ山形入団)と2人のJリーガーを輩出するシーズンを戦った市立船橋(千葉)はさすがと言わんばかりの存在感を放つも、目標に掲げる全国タイトルには手が届かなかった。

 東福岡(福岡)に喫した2度の惜敗は彼らをきっと強くする。ライバルの果たした夏冬連覇を目の当たりにし雪辱を期す新シーズンへ、市立船橋の戦いがいよいよ幕を開ける。総体優秀選手にも選出されたDF杉岡大暉や背番号9を背負うエースFW高宇洋、さらにはコンスタントに出場機会を得ていたMF原輝騎、MF金子大毅、DF杉岡弾斗らを擁する新チームは盤石の布陣。全国屈指の名門は日本一奪還へと走り出す。

▽2015年主なシーズン戦績
リーグ戦:プレミアリーグEAST4位
総体:全国大会準優勝
選手権:全国大会3回戦敗退

▽2015年ピックアップゲーム
第94回全国高校サッカー選手権千葉二次予選決勝 vs流通経済大柏(千葉)
観戦記事:「通算6度目の“日本一”へ!千葉頂上決戦は市立船橋に軍配!」

▽2015年ピックアッププレーヤー
【DF杉岡大暉】
 U-17日本代表選出経験を持つ世代屈指のDFは2年生ながら不動のレギュラーとして最終ラインに君臨。総体では優秀選手にも選出された。今冬の選手権3回戦東福岡戦ではPK失敗もあったが、強力攻撃陣を相手に身体を張った守備で奮闘。味わった悔しさをバネに、新チームにおけるリーダーへと成長が期待される。

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市立船橋