写真：選手権都大会より

　圧巻は全国総体の4強入り。8年ぶり2回目の出場となった大舞台で躍動した“カンイチ”イレブンは清水桜ヶ丘（静岡）、大津（熊本）、広島皆実（広島）ら錚々たる難敵を連破。得点王に輝いたFW岡崎仁太朗、FW鈴木隼平をはじめ、優秀選手に選ばれた冨山大輔、道願翼ら各選手が与えられた役割を確実に遂行し掴み取った快進撃であった。

　迎える2016年シーズン、新チームは新たにキャプテンマークを巻く冨山、大型ストッパーCB鈴木友也、さらにはボランチを務めるMF石島春輔など安定感あるセンターラインが軸となりそうだ。まずは連覇が懸かる関東大会都大会、そしてTリーグとシーズンの序盤戦にチームがどう臨むのか注目したい。

▽2015年主なシーズン戦績
リーグ戦：東京T1リーグ優勝
総体：全国大会4強
選手権：東京都大会準々決勝敗退

▽2015年ピックアップゲーム
2015年　高校サッカー総体（インターハイ）東京都決勝　vs國學院久我山（東京）
観戦記事：「関東一、総体東京予選初制覇！」

▽2015年ピックアッププレーヤー
【FW鈴木隼平】
　総体では見事得点王を獲得。右サイドを主戦場に豊富な運動量で攻撃を担うとともに溢れるキャプテンシーを発揮してチームを牽引した。関東大会決勝國學院久我山（東京）戦の決勝ゴールや、全国総体3回戦大津（熊本）戦のハットトリックなど、勝負所での輝かしい活躍は強く印象に残っている。