流通経済大柏が優勝
7月29日に開幕した高校生の真夏の祭典、平成29年度全国高校サッカーインターハイ(総体)は前回大会準優勝の流通経済大柏(千葉1位)が日大藤沢(神奈川2位)を1-0で下し、本大会僅か失点1の堅守で見事に優勝を果たした。
今大会は関東勢が全国4強を独占した。4強入りを果たしたのは前回大会決勝(レポート)で戦った千葉の両雄・流通経済大柏と市立船橋(千葉2位)、そしてプリンスリーグ関東所属で昨年度の選手権準優勝の前橋育英(群馬)、神奈川の名門・日大藤沢(神奈川2位)。
昨年度のプレミアリーグチャンピオンシップと全国高校選手権優勝の青森山田(青森)、2015年度夏冬連覇のプレミアリーグWESTで戦う東福岡(福岡)らと同ブロックに入った前橋育英。3回戦では東福岡を破った青森山田と早くも対戦し、昨年度の選手権のリベンジを見事に果たし準々決勝進出を決めた。その後、京都橘(京都)を破り4強入りを果たすも準決勝では流通経済大柏に敗れ無念の4強での敗退となった。
また、日大藤沢は2回戦で前回大会4強で関東大会覇者の昌平(埼玉1位)を破ると、その後も勝ち上がり、準決勝では連覇を狙う前回大会王者の市立船橋と対戦。試合終了間際にMF 菊地大智のゴールで同点に追いつくと、その後突入したPK戦を見事に制し、初の決勝進出を決めた。その他、2年連続で全国選手権全国8強の駒澤大学高等学校、2015年度の選手権全国準優勝の國學院久我山など強豪校がひしめく東京予選を制した、前々回大会で‘‘カンイチ旋風‘‘を巻き起こし4強入りを果たした関東一(東京1位)は市立船橋の前に3年連続で敗れるも2年ぶりの全国8強で大会を終えた。