全国の高校サッカープレーヤーが憧れる冬の風物詩、第96回全国高校サッカー選手権が1月8日についに決勝戦が埼玉スタジアム２００２で開催される。4093校の頂点を決める決勝の舞台に立つのは流通経済大柏（千葉）と前橋育英（群馬）。

　今年度の全国総体準決勝とプリンスリーグ関東で3度対戦している両校（対戦成績は前橋育英の2勝1敗）。流通経済大柏は自慢の守備陣がゴールに固いカギをかけ、4戦連続での完封勝ちで10年ぶりの決勝進出を果たした。準決勝後、2年生の注目DF関川郁万は「守備の意識を高く持てている。無失点で優勝をしたい」と意気込んだ。決勝も無失点で勝利すれば1999年度大会の市立船橋以来史上4校目の無失点優勝となる。対する前回大会準優勝校で初優勝を目指すアルビレックス新潟に来季加入内定のDF渡邊泰基擁、ガンバ大阪加入内定のCB松田陸ら前回大会を知るメンバーが多く残る前橋育英（群馬）は4戦15得点と得点王ランキング独走中のFW飯島陸など攻撃陣が好調。2年連続3回目の決勝で悲願の初優勝を目指す。

　なお、運命の決勝のキックオフは8日14時05分となっている。