全国の高校サッカープレーヤーが憧れる冬の風物詩、第96回全国高校サッカー選手権が1月8日に閉幕した。全4093校が参加する大会で予選を勝ち抜いた48校が頂点を目指す選手権大会で準決勝まで登り詰めた矢板中央(栃木)と上田西(長野)。

 試合後、高橋健二監督が「素晴らしい舞台で、素晴らしい相手と粘り強く戦った」と選手達を称えた言葉通り、FW加藤蓮のボレーシュートに沈み初の決勝進出を逃すも矢板中央は全国総体優勝の流通経済大柏(千葉)相手に持ち味の「堅守速攻」で粘り強く戦った。

 一方、上田西は京都橘(京都)など強豪校を撃破し、快進撃を続けるも準決勝では前回大会準優勝で初優勝を目指す前橋育英(群馬)と対戦。被シュート31本に対し、シュート僅か1本と力でねじ伏せられ1-6の大敗で準決勝敗退となった。準決勝では悔しい結果となったが、「この大会で一番成長したのは上田西だと思う」とコメントした白尾秀人監督。決勝進出はならなかったが、“長野県勢初の4強”という大きな手土産を持って全国を去った。

▽第96回全国高校サッカー選手権
第96回全国高校サッカー選手権日程結果