平成が間もなく終わろうとしている。高校サッカードットコムでは平成の30年間を振り返る。今回は日韓共催のW杯に列島が大熱狂した2002年(平成14年)。

日韓共催のW杯に列島大熱狂
 出場国を迎えたキャンプ地は連日「お祭り」状態となり、5月31日、日本と韓国の共催によるW杯がソウルでついに開幕を迎えた。アジアで、しかも2か国共催も史上初の歴史的な大会となった。日本は、1次リーグを2勝1分けで通過し見事に16強入り。お隣の国、韓国は初の決勝トーナメント進出を果たすと、アジア勢として初の4強入りを果たした。フジテレビが放送した日本代表が悲願のW杯初勝利を上げたロシア戦の視聴率は66.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。NHKが放送したドイツ対ブラジルの決勝戦も65.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、多くの国民がテレビにかじりついた。

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