平成が間もなく終わろうとしている。高校サッカードットコムでは平成の30年間を振り返る。今回は冬の高校サッカー選手権で「大迫、半端ないって」のフレーズが生まれた2008年(平成20年)。そして、この年、「100年に1度の経済危機」と呼ばれたリーマン・ショックが発生し金融危機の波が世界に広がった。

「100年に1度」

 9月15日、米証券リーマン・ブラザーズが連邦破産法11条の適用を申請した。負債総額はなんと約6000億ドル。米国史上最大の経営破綻だった。大規模金融機関が破綻したことにより、世界の金融市場は極度の不安に陥り、リーマン・ショックと呼ばれた。この「100年に1度の経済危機」と呼ばれた金融危機により、長引く不景気から、サブプライムローン関連債権などにはあまり手を出していなかった日本も結果的には景気が冷え込み雇用不安が深刻化した。

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