MF池田達哉主将(五條)

 奈良予選を制したのは五條だった。今夏の総体予選覇者の五條は第98回全国高校サッカー選手権奈良予選の決勝で大会4連覇を目指す一条と対戦。延長後半4分に主将のMF池田達哉が決勝ゴールを決め、総体予選決勝に続き五條が一条を下し初の全国選手権出場を決めた。

 前年からの主力が多く残る今年は春先からチームとしての完成度はピカイチで、主将のMF池田達哉とFW井澤悠を中心とした攻撃的なスタイルで夏には13年ぶりにインターハイ出場を達成した。以降は、主力の怪我人が相次いだため、県1部リーグでの勢いは停滞したが、冬の全国選手権をかけた予選では見事に初優勝を果たし全国切符を手にした。

 MF池田達哉主将は「奈良県の歴史を変えるのが目標。ベスト4、優勝が目標です」と力強くコメント。初の全国選手権の舞台に立つ五條は12月31日に仙台育英(宮城)と初戦を戦う。

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▽第98回全国高校サッカー選手権奈良予選
第98回全国高校サッカー選手権奈良予選