(写真=田畑雅宏)

サッカーは戦いだから、選⼿と⼀緒に戦っている。という⼤⼈もいるでしょう。 熱くなっているから当然と思う⼤⼈もいるでしょう。 指揮を⾼めるパフォーマンスだという⼤⼈もいるでしょう。

エンタテインメントでもあるプロや⼤⼈の世界であれば⼀概に悪いとは思いません。
私は育成とプロは切り離さなくてはいけないと思っています。
育成年代は試合の勝敗が全てではなく、それは⽇頃の⼦供達の成⻑、ステップアップの場であり、⼈間としての⼈格形成を育む場の役割があるからです。

だから、私は指導者がプロや⼤⼈を教えているのか、育成年代を教えているのかを⾃覚している必要があると思っています。
組織トップがしっかりとそのことを認識して指導者を教育していく必要もあると思います。

そうすれば、今以上に⽇本代表もJリーグも感動するサッカーで⽇本を豊かにしてくれると思います。

⾼校⽣のみなさん。
「感動するサッカーとは感謝する⼼から⽣まれる」と冒頭で書きました。
感動するサッカーとは、選⼿全員が親や指導者や周りの⽅々に感謝の気持ちを持って、親や指導者は選⼿全員を信じ、勝利に向かって、⼼が⼀つになった時に⽣まれるものだと思います。

感謝する⼼があれば、感動する⼈⽣があると思います。

感謝の⼼をあなたの⼈格に、感動をあなたの⼈⽣に持ち続けてください。

感謝の⼼が⼈を育て、感動の⼼が⾃分を磨きます。

(文・写真=田畑雅宏)

▽第98回全国高校サッカー選手権
第98回全国高校サッカー選手権