DF多久島良紀(青森山田/3年)
常勝軍団で2年次からレギュラーを務める守備者だ。昨季は左SBを任され、強度の高い守備と強権を生かしたロングスローで存在感を発揮。昨秋に負った右膝の前十字靭帯断の影響で冬の高校サッカー選手権は欠場となったが、6月に戦列に復帰を果たした。今季はCBを任され、キャプテンとしてチームを連覇に導けるか注目だ。

DF山田一景(尚志/3年)
決してサイズに恵まれているわけではない。だが、それを補って余りある身体能力でアタッカーを封じていく。176cmとは思えない跳躍力でエアバトルに挑み、地上戦でも粘り強い対応で突破を許さない。卒業したチェイス・アンリの跡を継ぐ尚志の新たなでディフェンスリーダーだ。

DF木村匠汰(矢板中央/3年)
左利きで180cmの高さが魅力の大型SBだ。身体能力が高く、空中戦にも滅法強い。ロングスローも武器の一つでファーサイドにまで届きそうなライナー性のボールを送り込み、チャンスを作り出す。プレースキックも得意としており、初の日本一を目指す矢板中央に欠かせないラテラウだ。

DF桑原航太(帝京長岡/3年)
1年次からレギュラーとして活躍する守備の要。キャプテンを任命された今季はSBを主戦場としながら、CBでもプレー。171cmと高さはないが、“ヴェルディ仕込み”の技術と戦術理解度を武器にチームに落ち着きをもたらす。

(文=松尾祐希)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)