MF荒井悠汰(昌平/3年)
どんなに人に囲まれてもボールを失わない。狭いエリアをパワフルな突破で打開する左利きのアタッカーだ。来季から加入するFC東京でルヴァンカップに出場し、3月にはU-19日本代表にも飛び級で選出された。最終学年を迎えた誰よりも結果に拘るレフティは、最初で最後のインターハイでチーム初の優勝と得点王を目指す。

MF太田隼剛(市立船橋/2年)
2年生ながらゲームキャプテンを任されるボランチだ。リーダーシップと強度の高い守備が持ち味。暇さえあれば海外サッカーをチェックする生粋のサッカー小僧でもあり、戦術理解度も高い。名門復活のキーマンとして、汗かき役を担いながらチームを勝利に導けるか。

MF阪田澪哉(東山/3年)
圧倒的なスピードで右サイドを切り裂くサイドアタッカーだ。ベスト8に入った昨夏のインターハイでブレイク。今年3月にはC大阪入団内定を勝ち取り、今年6月にはU-18日本代表候補にも選出された。インターハイ予選決勝ではハットトリックを達成するなど、磨きをかけてきた得点力を最後の夏に披露できるか。

MF大迫塁(神村学園/3年)
中学3年生の時から注目を集めてきた左利きのプレーメーカー。トップ下やボランチの位置でボールを散らしながら、隙あらば自身もゴール前に入って決定的な仕事を果たす。キャプテンとなった今季は他チームの取り組みを自ら調べて取り入れるなど、リーダーとしての責任感が高まった。来季からC大阪でプレーする14番の一挙手一投足から目が離せない。

(文・写真=松尾祐希)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)