右肩上がりで成長を続ける大津(写真=松尾祐希)

 一方の大津は昨年度の第100回全国高校サッカー選手権で準優勝を収めた選手たちのほとんどが卒業し、昨季のチームを主力として知る選手はU-19日本代表候補のFW小林俊瑛(3年)、技巧派レフティ・MF田原瑠衣(3年)など数人しかいない。

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 今季は開幕から安定せず、U-18高円宮杯プレミアリーグWESTでも苦戦を強いられていた。だが、ハイレベルな戦いを経験したことで選手が成長。1年生ながらレギュラーを務める身長188センチの大型CB五嶋夏生も平岡和徳総監督から「良くなってきている」と賛辞を送られるなど、チーム全体で切磋琢磨しながら力を付けてきた。攻撃力の昌平と右肩上がりで成長を続ける大津。優勝候補に挙げられる両雄の戦いから目が離せない。

(文=松尾祐希)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)