爆発力が光る昌平(写真=多田哲平)
夏の日本一を決める全国高校サッカーインターハイ(総体)が7月24日から徳島県内で行われ、28日に準々決勝が開催される。
注目を集める対戦カードが昌平vs大津だ。2018年のインターハイ準々決勝でも顔を合わせている両者。その時は昌平が試合終了間際に勝ち越し点を奪い、2-1で勝利を挙げている。公式戦ではそれ以来の対戦となるが、互いに今大会は安定した戦いぶりで準々決勝に勝ち進んできた。
昌平は3試合で12得点と攻撃陣が好調を維持している。今年のチームはどこからでもゴールを奪えるのが強みで、12得点は計7人で挙げたもの。日章学園との3回戦で2得点を決めたU-19日本代表候補のMF荒井悠汰(3年/FC東京入団内定)、今大会チームトップの4ゴールをマークしているMF篠田翼(3年)はもちろん、U-16日本代表候補のDF上原悠都(1年)、キャプテン・CB津久井佳祐(3年)といった守備陣もネットを揺らしており、破壊力は今大会トップクラスだ。
中盤でじっくりボールを回しながらサイドや中央を崩していくだけでなく、今年はセットプレーからの得点率が高いのも心強い。左利きの荒井、右利きのMF土谷飛雅(2年)のキックは高質で、ゴール前で高さの勝負に持ち込めなくても確実に仕留める精度を誇る。
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)