注目の前橋育英GK雨野颯真(写真＝森田将義)

　令和5年度全国高校サッカーインターハイ（総体）が7月29日から、8月4日にかけて北海道旭川市内の各会場で開催される。今年のインターハイも、各ポジションに注目選手が多数存在するが、その中でも大会の主役となりえるだけの可能性を秘めた選手を紹介していく。

　まずはGK＆DFだ。GKはU-18日本代表のGK中村圭佑(静岡学園3年)とU-17日本代表のGK雨野颯真(前橋育英3年)が、真っ先に挙がる。前者はハイボールの強さとビルドアップが売りだったが、最終学年を迎えて勝利を引き寄せるビッグセーブが増えてきた。後者は昨年、唯一の下級生としてインターハイ優勝に貢献。今年は安定感あるセービングに磨きをかけ、最後尾からチームを牽引する。二人に続くのは昨年、岡山学芸館の選手権優勝に貢献した平塚仁(3年)。彼のセービングと飛距離十分なキックがチームの命運を握ると言っても過言ではない。下級生にも楽しみな選手はおり、帝京長岡のGK小林脩晃(2年)はその筆頭。シュートセーブが持ち味で、新潟予選の決勝ではPKを止めて、全国行きに導いた。父・橋本俊一監督と全国に挑むGK橋本脩礼(2年)も注目を集めそうだ。その他にも恵まれた肉体を活かしたセービングが光るGK鈴木将永(青森山田3年)、中学時代はエリートプログラムU-14に選ばれた実績を持つGK浅沼英志(遠野3年)、187cmの高身長が武器のGK小泉凌輔(明秀日立3年)、左右両足でのキックが魅力のGK笈西櫂大(東福岡3年)などポテンシャルを秘めた選手が揃う。

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