MF名和田我空(写真=Yuki Matsuo)
12月28日から来年1月8日まで首都圏内で熱戦が展開される第102回全国高校サッカー選手権。この冬の檜舞台でヒーローとなるのは誰か――。サッカー専門新聞エル・ゴラッソ発行「高校サッカー名鑑」の協力の下、注目タレントをピックアップした。必見の注目選手を紹介する。
【8】MF名和田我空(神村学園/2年)
高校生離れした右足のキック精度は国際舞台でも証明済み。AFC・U17アジアカップ決勝では鮮烈な直接FKを決め、日本を優勝に導いた。キック以外の質もまた折り紙付き。攻撃のアイディアに富み、パスやドリブルでチャンスを生み出す。スキあらばゴールを狙い、実際に得点も重ね、先のアジアカップでは得点王とMVPにも輝いた。
多くの期待を背負って迎えた11月のU-17W杯。ラウンド16のスペイン戦(1●2)では同点弾を挙げたが、大会を通じては活躍できなかった。先発した初戦は守備に追われ、何もできないまま後半途中で交代。2、3戦目は出番がなく、森山佳郎監督からは強度不足を指摘された。
「この経験を無駄にしない」と言い切った男は、決意を新たに選手権に挑む。2年生ながら神村学園のエースナンバー・14を背負う者として、その価値を証明できるか。
(文=松尾祐希)
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