大津DF五嶋夏生(写真=森田将義)

 もう一つの主役候補は大津(熊本)。今年の高校サッカー界でNo.1との呼び声も多く、強豪揃うプレミアリーグWESTでも4節から8連勝を達成し、快調に首位を走っている。チームの軸を担うのは複数のJクラブが注目するMF嶋本悠大(3年)と190cmのDF五嶋夏生(3年)によるブレイズ熊本出身コンビだが、得点感覚に秀でたFW山下景司(3年)、スピードスターのMF舛井悠悟(3年)など彼ら以外にもタレントがずらり。全国屈指の強豪ながらも不思議とタイトルとは縁がなかったが、今年は悲願を達成する絶好のチャンスだ。

 しかし、大津が1回戦で対戦する阪南大高(大阪2)は激戦区・大阪を勝ち上がり、プリンスリーグ関西1部でも上位に位置する難敵。ボール奪取から積極的にゴール前に絡むMF福本一太(3年) 、コンバートを機にブレーク中のFW弓場潤哉(3年)など攻撃陣に実力者はいる。勝ち上がっても2回戦では福岡大若葉(福岡)が待ち受ける。創部6年目の若いチームだが、系列の福岡大同様力強いサッカーは魅力十分。DF重松怜音(2年)やMF森部絢(3年)など全国区になりえる選手もいるため、初出場とはいえ侮れない。このブロックのもう1つのシードである帝京安積(福島1)も東北新人大会で準優勝を果たすなど力はあるため、どのチームも楽ではない戦いが続くだろう。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)