東福岡イレブン
東福岡は予選の3試合を含めて、7試合連続で無失点を記録。191cmのGK後藤洸太(3年)、185cmのCB大坪聖央(3年)、180cmのCB山禄涼平(3年)を中心とした守備陣が鉄壁の守りを見せている。空中戦に強い大坪、カバーリングに秀でる山禄が組むCBコンビの安定感は抜群。左SBの柴田陽仁(3年)もリーダーシップがあり、コーチングと粘り強い守備で最終ラインを支える重要人物だ。高い位置からのプレスも組織的で1トップのFW伊波樹生(3年)が追い込みをかけ、2列目も連動しながら圧をかけていく。同サイド圧縮の守備も効果的で、左右へのスライドも速い。攻撃陣が今大会4試合で3ゴールと物足りなさがあるものの、伝統のサイドアタックは健在。左の神渡寿一(3年)、右の稗田幹男(3年)はスピードと打開力があり、途中出場がメインとなるMF児玉愁都(3年)も創造性豊かなプレーで魅せる。攻守を素早く切り替え、相手の状況が整っていないうちに局面を打開できれば、ゴールの可能性はグッと高まるはずだ。
▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会