前橋育英(群馬)はU-18日本代表のDF久保遥夢(3年)、MF竹ノ谷優駕(3年)、MF白井誠也(3年)など昨年の選手権優勝を経験する選手がスタメンの半数以上を占める。3月に「もう1回頂点に立つことを目標にしないといけない。日本一に浸っている気持ちはあまりない」と口にしていたのはMF柴野快仁(3年)で、選手に浮かれた様子は見られない。夏冬連覇も十分視野に入るチームだが、U-17高校選抜のFW大森風牙(3年)を擁する高川学園(山口)も一筋縄ではいかないチームだ。

前橋育英DF久保遥夢((写真=森田将義)
この山の注目は青森山田の連覇を24で止め、初出場を手にした八戸学院野辺地西(青森)。「今年の代で行けるとは思わなかった。不思議な代」と評するのは三上晃監督で主将のFW藤田律(3年)と中心とした一体感のあるスタイルで、前評判を覆した。予選決勝同様の戦いができれば、2度目のジャイアントキリングも不可能ではない。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)

