昌平MF山口豪太(写真=森田将義)

 Aブロックの軸となるのは昌平(埼玉)だろう。中学時代から注目を集めてきたMF山口豪太(3年)とMF長璃喜(3年)の二枚看板が揃う攻撃陣は今年もタレント揃い。中盤からコンバートされた186cmのDF伊藤隆寛(3年)を中心とした守備が安定すれば連覇も見えてくるが、同じ山には曲者が揃っており安心はできない。

 2回戦で当たる可能性がある愛工大名電(愛知)は昨年の選手権に続き、2大会連続での全国大会出場。選手権では前橋育英(群馬)と善戦を繰り広げた経験は大きく、宮口典久監督は「基準が日本一になった前橋育英と戦ったスピード感や強度になった」と口にする。アグレッシブなサッカーを展開する中でも、FW杉本悠悟(2年)とFW大澤俊哉(2年)が繰り出すプレスの強度は見ものだ。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)