
帝京MF久保恵音
隣に位置する金沢学院大附(石川)と帝京(東京1)の一戦も面白い。昨年の選手権2回戦で対戦した際は帝京が5-0で完勝。敗れた金沢学院大附のGK石山アレックス(3年)はこう話す。「昨年は全国大会での1勝が目標で、初戦に勝ったことで今シーズンが終わってしまったという雰囲気が出てしまい、スイッチが切れた。目標が2勝ならまた違ったかもしれない。今年はその上を目指すために、3勝が目標です」。名門の10番を背負うMF久保恵音(3年)、FWFW宮本周征(3年)、MF杉岡侑樹(3年)など攻撃陣にタレントが揃う帝京のペースで試合が進むと予想される中、FW家邉凛太朗(3年)がきっちりチャンスを決めきることができれば勝機が見えてくるだろう。
このゾーンは岡山学芸館(岡山)からも目が離せない。例年は冬に向けて守備力が上がるチームだが、今年はDF江口陽向(3年)、MF吉岡大和(2年)など昨年を知る選手が後ろにいるため、大崩れする心配が少ない。昨年からブレークが待たれていたMF万代大和(3年)も調子を上げており、6月には中国総体初優勝を果たした。DF川上壱也(3年)擁する聖和学園(宮城)は難敵だが、初戦を突破できれば勢いに乗って勝ち進む可能性は十分ある。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)

