――チームおよび選手の印象はどうでしょうか?

 ほとんどがジュニアユース出身選手で、ユースチームの選手も元々グラウンドで顔を合わせていました。しかし、ジュニアユースはこれまでコーチが3年間持ち上がりで担当してきたため、直接ピッチで指導していない学年の選手も多いです。(段階的には)日々のトレーニングで個々の性格や現時点での能力を把握しているところです。学年によって雰囲気の違いは感じますが、全体的なプレー面での印象は、自分たちのペースや距離感でプレーできている時は、複数の選手が絡んでボールを動かす事が得意。その一方で、劣勢や流れが悪い時に修正する知識・技術・必要な声などがまだ足りていないと感じています。

――後編では岩下潤監督の描くチーム作りについてお話を伺う。

(取材=編集部 写真=清水エスパルスユース提供)