岩下潤監督 (写真=清水エスパルスユース提供)
2019シーズンは高校年代最高峰のリーグ、プレミアリーグ(EAST)では4位、Jユースカップとクラブ選手権は共に8強で終えた清水エスパルスユース。今季から同ユースの監督を務める岩下潤氏にお話を伺った。
――監督就任までの経緯を教えてください。
昨年末の契約更新面談時に話をもらい、就任する事になりました。私自身、選手時代・アカデミースタッフとして長い間エスパルスにお世話になってきたため、常にエスパルスの力になりたいと考えています。今年は多くのスタッフが配置換えとなり、エスパルスアカデミー全体・スタッフ個々の新たな取り組みを求められていると感じています。
――ユースでの監督は初めてになりますが、ジュニアユースを指導されていた時と指導方法の違いはありますか?
エスパルスアカデミースタッフとして19年目になりますが、2002年と2007年にユースコーチを務めました。当時とは環境・立場も違うため日々の取り組みで感じた事をアップデートしていきたいと考えています。目の前の相手や試合に勝つための、日々の積み上げ・工夫・メンタルが個々を成長させると思います。それはどのカテゴリーでも同じなので、どれだけ日常で貪欲に研ぎ澄まして本気になれるかが勝負となり、ピッチ外での意識や行動もプレーに表れる事を強く伝えていきたいです。新たに始める事・変える必要のある事などを考えて行動に移す、周囲と同じ時間・同じ事をしているだけでは特別になれないという意識を徹底したいと思っています。