レノファ山口FCU-18 山本富士雄監督(写真=レノファ山口FC提供)
2019年よりレノファ山口FCU-18の指揮を執る山本富士雄監督。選手時代は浦和レッズやベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ )で活躍し、引退後は桐蔭学園(神奈川)や杭州緑城(中国)などを指導した。国内外で指導経験を持つ山本監督に現状のお話を伺った。
ーー就任初年度となりました昨シーズンを振り返って。
チームとしての目標「プリンスリーグ昇格」は叶いませんでしたが、長期的に考えると、ある程度の成果は出せたと思います。
私自身、高校や中国のチームでの指導経験はありましたが、Jユースでの指導は初の経験です。どのような事においても最初は時間をかけて進める必要があります。クラブ、スタッフ、選手、全ての人たちにとってです。その観点から言うと、チームにとって新たな試みをたくさんした中で、今後に繋がる土台作りの部分は達成出来たことが多かったという感触です。
ーー今シーズンの目標。
当然そこは「プリンスリーグ昇格」もありますが、我々はトップチームがあるJクラブ。並行して、良い選手をトップチームに昇格させることも大きな目標の一つです。
ーー昨年、伊東稜晟選手がU-18から初のトップ昇格を果たし、更には昨年11月16日のJ2第41節山形戦でJデビューを飾った当時高校1年生のFW河野孝汰も在籍。河野孝汰選手についてお話を聞かせてください。