ジェリー・ペイトン監督を囲む相生学院のサッカー部員たち

 イングランドのプレミアリーグ、そして元アイルランド代表として活躍し、アーセン・ベンゲル監督の下、アーセナルではGKコーチとして多くの選手を育てたジェリー・ペイトン。ジュビロ磐田やヴィッセル神戸などJリーグでも指導者としての経験がある彼が、相生学院の指揮を執ることになった。“世界のトップを経験した男”に、相生学院からJリーガーが誕生したことや、今シーズンの目標などについて話をうかがった。

ーー相生学院ではどういったサッカーを目指そうと考えていますか?

 アーセナルとよく似たサッカースタイルです。ボール運びを素早く、パスの精度が高く、ファーストタッチの精度も高く、球際のテクニックも技ありで、短い視野と長い視野で試合展開を読み、首を振って周りの動きを敵味方両方しっかりと捉え、試合展開を先読みしてパスを決める、素早くボックスに侵入しシュートチャンスを作る。そういったサッカーです。

ーー相生学院からJリーガー(福井悠人選手)が誕生しましたが、このことについてはどのように思っているでしょうか?

 福井悠人の活躍は素晴らしいですが、日高光揮もJリーグのトライアルを受けていますし、とても誇りに思います。同じように才能あふれる選手がチームにはもっといますよ。

ーー相生学院サッカー部のセールスポイントはどういったところでしょうか?

 魅力的な観ていて楽しい、攻撃的なサッカーです。

ーー練習は週に何回くらいなんですか?

 基本的には週6回で2部練が週2~3回位です。数日は家族が住む静岡へ帰ることもありますが、私はずっと淡路島にいて練習をしています。相生学院は天然芝のグラウンドも人工芝のグラウンドもあり、本当に抜群の環境です。

ーー今シーズンの目標としていることなどはありますでしょうか?

 出来る限りより多くの試合に勝って、トロフィーを勝ち取る事です。

ーー「サッカーが上手くなりたい」と考えている中学生、高校生に対してアドバイスをお願いします

 あなたの夢は何ですか? 夢を叶えるまでの道筋を楽しんで、しっかりと努力し続けて下さい。もしあなたの夢がプロのサッカー選手になる事であれば、相生学院へ来て下さい。夢が叶うよう、一生懸命できる限りの事をさせて頂きます。