長崎総科大附練習風景

ーー橋本GKコーチはどんな指導をしていきたいと思いますか。

 僕はまだ指導者としても、GKコーチとしても経験が少ないと思うので、サッカー部の生徒たちと一緒に成長していきたいと考えています。僕自身も成長することで、チームが全国という舞台に立てるようやっていきたいです。

ーー新監督として小嶺イズムを継承するのか、発展させていくのかが問われますが。

 基本的には小嶺先生の作った礎をベースにしながら、付け加えるべきところは、付け加えていくイメージです。1月の新人戦県大会から監督代行として指揮を執らせてもらったんですが、そういう経験をして気付いたこともありますし、発展させていくには、私自身の成長が必要になると思います。

ーー将来的には日本一を目指してやっていきたいということですが、スケジュールというか何年計画みたいなものはありますか?

 それはまだありません(笑)。やるからには上を目指さなければならないんですが、まずは今いる子たちを、全国へ連れていきたいと思っています。

ーー松本校長にお聞きします。現在、教員の働き方改革も進んでいますが、部活動を重視する高校として、どのような対応を考えていますか。

 現在、行政などの各所で教員の働き方について話し合いが行われて、令和5年度以降、休日の部活動を段階的に地域へ移行するという方向性などがありますが、部活動を頑張りたいという子もおります。そこの期待に応える独自性は私学として持たなければとも思います。土日に活動したぶん、平日の活動を減らすようなことを考える必要もあるでしょうし、いろんな難しさもあると思います。その中で現状は、熱意のある指導者の下でやっていきながら考えたいと思います。

ーー定方監督にお聞きします。今週末からリーグ戦が始まるそうですが、目標を聞かせてください。

 先月、生徒たちとサニックス杯に出場させていただきました。試合を通じて課題が出たので、まずはそれを一つずつしっかりとクリアしていきたいと思います。先日のトレーニングマッチでも、生徒たちに少し楽をするというか妥協するような感じが見えましたし、それでは結果が出ないので、今できることをやって、リーグ戦も一つ一つ戦っていきたいと思います。

(文・写真=藤原裕久)