暁星国際の内藤雅也監督

 千葉県の木更津にキャンパスを構え、高校男子サッカー部は強豪ひしめく千葉で選手権予選2年連続8強入り、高校女子サッカー部は2019年度インターハイで初の全国大会に出場、中学男子サッカー部も全国常連校となり、”文武両道”を体現する暁星国際。高校男子サッカー部就任10年目の節目を迎える内藤雅也監督にお話を伺った。

――国士舘大学サッカー部のコーチを経て暁星国際高校男子サッカー部へ就任し今年で10年目のシーズンを迎えます。9年間を振り返り、今何を思いますか。

 国士舘大学サッカー部で主にBチームのコーチを7年間やらせていただきました。国士舘大学では大澤先生、細田先生にたくさんのご迷惑をかけながらサッカー面やサッカー以外(オフザピッチ)について指導者の基本的な事を学ばせていただきました。在籍していた柏好文や新井章太、塩谷司選手の取り組みを見て学べたことも財産になっています。

 暁星国際高校に赴任して9年が立ちました。生徒、保護者、学校関係者、2種・3種・4種の指導者の方々に支えられ活動できていることに感謝しています。私が千葉県に来て感じたことは、各チームの指導者の方々が個性的で情熱があり素晴らしい活動をしているチームが多いと驚きました。他チームの指導者からお話を聞き学び、観て学び、刺激的な毎日を過ごしています。

 9年間は長いようであっという間でした。その中でたくさんの生徒との出会い、サッカー関係者との出会いが財産です。指導者として未熟な私についてきてくれた生徒達の為にも、今後もより学び生徒達の成長の手助けをしていきたいと思います。

 OBが応援にきてくれて近況報告をしてくれたり、成長したOBの姿を見るのはとても嬉しいですね。またOBでJリーグの下部組織で指導者が出てきたり、プロの選手が出てきたりと楽しみも増えています、サッカー関係に限らず社会にでて活躍してくれたらこんな嬉しいことはないですね。

 サッカーの結果としては一昨年に初めて選手権千葉県予選でベスト16の壁を破りベスト8まで進んでくれました。昨年も引き続きベスト8まで進んでくれて生徒には感謝しています。次はその先をどう超えていくか、生徒・スタッフで挑戦していきたいと思います。

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