FCバイエルンツネイシ 上原洋史総監督兼U-18監督
広島の福山市内を拠点に、バイエルンと正式に提携したサッカースクール、FCバイエルンツネイシサッカースクールが存在する。そこのチームとしてJFAにチーム登録されているのが、FCバイエルンツネイシだ。今回はFCバイエルンツネイシの総監督であり、創設2年目のユースのカテゴリーを指導する、SC東洋工業サッカー部(サンフレッチェ広島の前身)では、攻撃的なMFとして活躍し、在籍時にはのちに”ドーハの悲劇”時の日本代表監督を務めことになるヨハン・オフト氏の指導を受けた上原洋史総監督兼U-18監督にお話を伺った。
―― ユースチームの現状と活動状況を伺えますか?
ユースのカテゴリーは現在創設2年目で、まだまだプロを目指したい選手は、他のJクラブユースや県内の強豪高校に行ってしまうので、そこはまだまだ自分のユースを選んでもらえていない状況です。2019年度はリーグとしては広島県のアドバンスリーグ4部を6位で終えました。
―― チームではどの様な指導をしていますか?
ベースの底上げをしながら、守備に関してはDFラインの位置やチャレンジ&カバー、攻撃に関しては3人~5人が関わった時のグループ戦術に取り組んでいます。オフト氏には、常にボールホルダーに対して選択肢を2つ以上作り、トライアングルを形成する様に指導されていました。ボールホルダーに対して、ボールを持ってない人が如何に選択肢となれるかが大事ですね。例えば選択肢が横への選択肢であるよりも、パスを通せるなら縦に進んだ方が良いですし、選択肢が3つ以上ある場合は、深い所にいる選手に直接縦のクサビを入れて周りがサポートに行く、直接縦のクサビを入れられなくても、人を介して迂回してボールを届けるなどパターンは色々あります。ただ、ボールを止める・蹴る事がしっかり出来ないと成り立ちません。最近少しずつですが、選手のベースが上がり、やりたいサッカーが出来る様になってきたと思います。