――今後の計画はございますか?

 選手としては今年で40歳になるので、40歳の内にもう1ヵ国新しい国のピッチに立ちたいという思いがあります。チャレンジャス・アジアは5年計画でスタートさせたので、1年1年実績を積み上げ、チャレンジャス・アジアを経た選手がアジア全域でプレーすることです。
また、チャレンジャス・アジアの選手にはセカンドキャリアのマネジメントも行っていく予定です。1月には自身の経験を伝える「自分を開く技術」を出版しましたが、そこに載っているようなセルフプロデュースの仕方を教えていきたいです。チャレンジャス・アジアの選手達がアジア全域でプレーすることになれば、各地にスクール展開してそこに携わってもらい、セカンドキャリアを意識した活動もできますしね。

――最後にサッカー選手になりたい人に送るメッセージは御座いますか?

 自分は高卒でJリーグに入りたい思いがあったのですが、夏の時点ではオファーがありませんでした。(その後実際には冬の選手権での活躍が認められオファーが来る)なので大学進学に進学し、4年間体を鍛え直し、トライアウトを経て当時のベガルタ仙台ユースと契約が出来ました。その後ベガルタ仙台ユースを戦力外になりましたが、アジアのリーグで18カ国プレーし、現在も現役としてプレーしています。
若い選手にアドバイスできるとしたら、目標にたどり着くには道は一つでは無いということです。もし一度道を閉ざされたとしても、別なルートからそこを目指す事が出来ます。近年選択肢は増え、海外も昔に比べて身近になりました。いつどこにチャンスがあるか分からないので、兎に角最後まで夢を諦めないでやって欲しいですね。チャレンジャス・アジアではそういった志を持った選手をお待ちしております!!