三浦雄一郎校長(左)と伊藤壇氏(右)(写真提供=北海道コンサドーレ札幌)

 一般社団法人コンサドーレ北海道スポーツクラブは2月12日、全国で広域通信制のクラーク記念国際高等学校を運営する学校法人創志学園と業務提携契約を締結した。これに関し、3月16日、コンサドーレ事務所にて産学連携協定調印式・記者会見を行った。

 当業務提携契約に基づき、クラーク高校札幌大通キャンパスでは今年4月に週5日通学コース(総合進学コース、国際コース)にて部活動としてサッカーに取り組む男子サッカー部が創設され、札幌から元プロサッカー選手の伊藤壇氏を初代監督として同部に派遣する。

 記者会見に出席した初代クラーク記念国際高校サッカー部監督に就任した伊藤壇氏は「クラーク高校サッカー部の伊藤壇です。自分自身、アジア22か国でプレーしていたのですが、その経験を子供たちに伝えて、よりグローバルな育成ができたらと思っています。指導としては、2023年インターハイ全国出場を目指しています。ゆくゆくは、青森で止まっている高校選手権の優勝旗を北海道に持ってこれるようなチーム作りができたらと思っています。よろしくお願いします」と意気込みを語った。

 コンサドーレ北海道スポーツクラブ三上大勝代表理事は「教育というものと、我々のスポーツというお互いが持ているノウハウを、1+1が2ではなく、3、4になり、まずは北海道に色々な貢献をし、そして日本の教育界、スポーツ界に何らかの刺激を作れるように、一緒に進んでいければと思います」とコメント。また、野球部は全国で初めて通信教育の学校として甲子園出場を果たしたクラーク記念国際高等学校の三浦雄一郎校長は「新しくスタートするサッカーは、コンサドーレさんのお力を借りながら、いずれ新国立競技場でプレーできるような選手になって欲しい、さらに、2023年に北海道でインターハイが開催されます。その時はぜひ代表で出場してもらいたいと念じております。もちろん、将来は日本代表、あるいは海外でも活躍できるような選手が出現するように一生懸命やっていきたいと思います」と期待を口にした。