川口能活氏「オンラインエール授業」のスクリーンショット
全国高等学校総合体育大会全30競技の部活動を行う高校生に向け、アスリートや全国の有志からのエールを届ける「明日へのエールプロジェクト」の一環として行われた「オンラインエール授業」。同授業の講師としてサッカー元日本代表GKの川口能活氏(清水商出身)と、2004年アテネ五輪代表のDF那須大亮氏(鹿児島実業出身)が登場し、神奈川と新潟、山口、沖縄4県のサッカー部員たちに向けてオンライン授業を行った。
ーーチームのまとめかたとは?
川口:それぞれの気持ちや考え方があって、みんながもともと同じ考えではない。大事なのはみんなが思っていることを言える環境。みんなが同じ方向を向くために、言葉を発しないと分かり合えないと思います。みんなで意見をいえるような組織にする。言いたいことを言って終わりではなくて、意見をくみ取りながら最終的に同じ方向を向くということ。 自分の持っている思いを吐き出すことも大事。吐き出して気持ちを整理して、落ち着かせて、みんなと一緒に戦おうとなれるといい。みんなの気持ちを理解することが大事。主力の選手は必然的にモチベーションが上がる。でも試合に出られな い選手はテンションが上がりにくい。そういうなかなか上を向けない選手に声をかけてあげてほしい。