左から米澤監督、西野、谷池強化部長
京都橘のFW西野太陽(3年)のヴォルティス徳島への入団内定記者会見が9月15日に行われた。オンラインで行われた会見には西野と京都橘高校の安田文彦校長、サッカー部の米澤一成監督、徳島ヴォルティスの谷池洋平強化部長が出席した。
西野は「ゴール前でのアイデアや、DFラインとの駆け引きからの裏への抜け出しがストロングポイントだと思っています。ヴォルティスはジュニアユースでも3年間お世話になったクラブ。成長して戻って来られたらいいなと思っていました。一日も早くチームの勝利に貢献して、徳島県全体を活気づけたいです。(京都橘からは7人目のJリーガーとなるが)京都橘で学んだことを生かして、これまで支えてくださった方々への感謝の気持ちを忘れず、いい報告ができるように結果を出し続けたい」と豊富を述べた。
米澤監督は「本校サッカー部では、U-17日本代表の合宿や遠征に参加したり、1年生から試合に絡んできました。昨年度の沖縄でのインターハイでは全国3位に大きく貢献してくれました。徳島の地から京都橘を選んでいただき、保護者の方にもご迷惑をおかけしましたが、その選択が間違っていなかったと言っていただけるように、私も太陽君も3年間努力したつもりです。そのおかげでプロとして徳島の地へ帰れる、徳島へ加入ができたことを本当にうれしく思っています」と3年間を振り返った。
さらに「(夏休みに徳島の)練習に参加させてもらったことで、本当にいい刺激をもらっています。今はそれを生かして、選手権予選が来月から始まりますので、本人も精進しているところです。選手としての特徴は得点感覚、膝下の振り、本校のサッカー部が目指している『しなやかに速い選手』、そのモデルとなるような選手です。まず選手権、その後のプロでの活躍に期待しています」と残り少ない高校サッカーやプロでの活躍に期待を込めた。FWとしての将来像については「サイズもあり、大型ストライカーになるんじゃないかと期待しています。まだまだ伸びしろを持っており、体ももう一回り大きくなると思います。海外でも通用する選手になって欲しいし、それが徳島さんへの恩返しにもなると思います。志を高く持って、日々のトレーニングから取り組んでもらえれば、その先につながると思います」と話している。