前橋育英DF岡本一真
現在、高円宮杯 JFA U-18 サッカープリンスリーグ2021 関東に所属している前橋育英。そんなチームにおいて、1対1では負けない守備力の強さ、チームの勝利に貢献する選手がいる。それがDF岡本一真だ。派手さはないかもしれないが玄人好みの職人肌SBに、リーグ戦や選手権などについて話を聞いた。
ーーまず高校入学前の所属チームを教えていただけますでしょうか?
横浜F・マリノスジュニアユースです。
ーーそのときのポジションはどこだったのでしょうか?
SBをやらせてもらっていました。
ーー現時点での自分のストロングはどういうところだと思っていますか?
攻守において1対1は絶対に負けないというところと、最近は攻撃的なところも意識していて、得点に絡むプレーを多く出せるようにと思っています。
ーー今はケガのため全開ではないとのことですが??
9月に入ってから腰の具合があまり良くなくて。しっかり治したいと思います。
ーーあまり振り返りたくはないと思いますがインターハイは残念な形で終わってしまいましたが?
試合前から東山戦は難しい試合になると思っていたんですけれども、試合の序盤で失点してしまってから、攻撃の決定力、バリエーションも少なくて、攻め切れなかったことは課題かなと思っています。チームとして、自分たちが相手を上回れなかったこと、個人としても守備を固めてきたところで打開できなかったことが物足りなかったなと思っています。
ーー東山はどの辺りが上手かった、強かったと感じましたか?
トーナメントの戦いなので難しい部分はありましたが、東山はチーム全員で粘り強く守備をしていたと思います。そこは苦戦しました。試合前から対策も練っていたのですが、それもしっかりやることができませんでした。ただ、やはり自分たちが攻め切れなかったことがいちばん大きかったのかなと思っています。
プリンス関東出場中の前橋育英DF岡本一真
ーーリーグ戦についてはどういう思いがありますでしょうか?
プレミア昇格がかかっているので、そこに向けて個人としてもチームとしても、一段レベルアップしないといけないと思います。
ーー間もなく選手権予選も始まると思います。去年のリベンジという思いも強いと思いますが?
そうですね。去年は自分も試合に出ていたのですが、あっという間に3失点してしまって。去年の悔しさというのは今でも忘れていないですし、去年の先輩たちの想いも背負っているので今年は絶対に負けられません。
ーー群馬には桐生第一というライバルチームがありますが、桐生第一についてはどういう思いがありますか?
桐生第一は自分たちのことを一番よく知っているチームだと思います。長い間、群馬の決勝でしのぎを削ってきたチームなので、絶対に勝ちたいですし、戦うまでにどれだけやってこれたか、しっかり積み上げることができたかが勝負の分かれ目になると思います。
ーー憧れの選手やプレーを参考にしている選手などはいますでしょうか?
やっぱり横浜F・マリノスの選手のプレーは参考にしています。あとはマンチェスター・シティの選手とかですね。SBがボランチの位置に入ってきたりしていて、中でプレーすることも重要だなと思って。最近ではそういうところを取り入れながらプレーしています。
ーー“前橋育英”というチームはどういうチームだと思っていますでしょうか?
ポゼッションでパスをつないでいくのがベースなんですけれども、相手によって戦い方は変わってくるので、そこを臨機応変に対応しながら戦っていけるチームです。
ーー2年生や1年生にも素材の良い素晴らしい選手が多いなと感じていますが?
部員数も多いですし、元々光ものを持っている選手も多いと思います。上手い選手はトップチームに上がってきて自分たちとプレーする中で、しっかり成長していると思うので、1・2年生にも期待しています。
ーー最後に選手権やリーグ戦に向けて意気込みをお願いします
個人としてはチームの勝利に貢献することがいちばんだと思っていて、守備でも攻撃でも、チームに欠かせない存在として、チームを国立に導きたいと思っています。チームとしては去年選手権予選で負けてしまったので、今年は絶対に全国へ行って優勝を狙いにいくというところと、前橋育英は今までプレミアで戦ったことがないので、今年は絶対に昇格したいなと思っています。