相生学院MF白倉琉聖(写真提供=相生学院サッカー部)
創部以来「プロで活躍できる選手の育成」ということにこだわり、世界最高峰であるプレミアリーグ・アーセナルの元GKコーチであるジェリー・ペイトンを監督として招聘、第100回全国高校サッカー選手権兵庫予選では初の決勝進出を果たした相生学院。決勝トーナメント2回戦では、その後プリンス関西1部昇格を掴んだ強豪・報徳学園を撃破。決勝では惜しくも選手権大会優勝の経験もある名門・滝川二の前に涙を飲んだが、その戦いぶりは関係者を驚かせた。そんな歴史を作ったチームを1つにまとめあげた相生学院の主将・白倉琉聖選手に、今後の目標や後輩たちへのエールなどについて話を聞いた。
ーー将来はどんなプレーヤーになりたいですか?
将来自分はサッカー選手としてのキャリアを歩むかは分かりませんが、1人の人間として周囲の人たちから応援される人間でありたいと思っています。自分の頑張りで見てる人が「もう少し頑張ってみよう」と1人でも思ってもらえたらそれで充分です。目の前の事を投げ出さずにやってみようかなという少しの勇気を与えられるようなそんな存在になりたいです。
ーーサッカーを通じて学んだものはどんなことですか?
サッカーからは本当にたくさんのことを学びました。今後社会に出ても、どの分野でも大切なことを学びました。その中でも人間力の大切さは本当に深く学びました。リーダーとして組織を作るのも選手として成長して活躍するのにも人間力はものすごく大切です。
サッカー選手として成長するためにも忍耐強く目標に対してまっすぐな人間力を身につける重要性を感じました。そしてサッカーができてる日常が当たり前と思わずに感謝すること、自責思考になって成長に貪欲になる事で、一人間として成長できると思います。それがサッカーを通して学んだいちばんの事です。