―もう二度とやりたくないような辛いトレーニングはありましたか?
 冬は走り込みが中心でしたね。雪の上じゃボールを使っても技術は伸びないですから。ただ、雪の上で50対50のゲームをやることもありました。ボールを3つ使って、先に3点を取ったほうが勝ちなんですが、負けたチームは罰ゲームとしてタイム走を走らなくちゃいけないんです。だから、みんな必死で(笑)。ただ、苦しいことを一緒に乗り越えるからこそ、チームワークは強まりました。

最新シナリオである『シュート!』コラボでは、団結練習による育成が成功のポイント。より多くの仲間と練習し、経験点を積むことで、強い選手が育成できます。

―雪の上でプレーすれば足腰も鍛えられそうです。
 でも、辛すぎて辞めたくなりました(笑)。途中からは足場が固まってくるんですが、初めのうちは雪をかき分けながら走らなくちゃいけないのでキツイんです。

―50対50対だと手を抜く人もいそうですね。
 いたかもしれません。でも、そういう選手は冬が空けた時にAチームやBチームから落ちちゃいます。もっとも、上昇志向が強い選手ばかりだったので、球際でも相当に激しく当たり合っていましたね。

―雪国独特のトレーニングですね。
 独特すぎます(笑)。みんな雪が降らない地域の学校を羨ましがっていました。

『パワサカ』でも過度なトレーニングは怪我のもと。練習メニューをうまく組んだり、回復系の持ち込みアイテムを使うことで、効果的に選手を育成しましょう。

―ただ、苦しい練習をやり切ったからこそ、全国制覇を成し遂げられたわけですね? 高校生活で手に入れた財産はタフさ?
 そうですね、耐える力は鍛えられました。

―中、高は寮生活?
 いえ、家から通っていました。

―朝練は5時半からやっていたそうですね。
 冬は雪が積もるのでできませんでしたが、4月の初めくらいから11月頃まではやっていましたね。

―一方で学業のほうは?
 うーん、ちゃんとやってはいましたが・・・(笑)。中学の頃は勉強の時間も取れましたが、高校になると朝練の回数も増えたので、両立が難しくなりました。疲労で睡魔に襲われることも多かったです。ただ、テスト前は集中的に勉強していました。

―そこまで成績は悪くなかった?
 赤点はなかったですね。要領よくできていたと思います。

『パワサカ』でも過度なトレーニングは怪我のもと。練習メニューをうまく組んだり、回復系の持ち込みアイテムを使うことで、効果的に選手を育成しましょう。

―先輩、後輩との関係性は?
 どちらかというと、後輩と積極的にコミュニケーションを取るほうではなかったです。ただ、普通に話していましたよ。

―千葉の選手に聞くと、高橋選手は先輩にも毅然と意見を言える存在だと話していました。
 プロになってからのほうが、年上の人に意見を言えるようになりました。特に高校1年の頃は自信がなくて、今のように振る舞えませんでした。でも、ジェフでは試合に出させてもらっていますし、やらないといけない立場にいると自覚しています。周囲と話すことで、チームが勝てるならそうします。

※後編は7月31日配信予定。

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