U-15日本代表候補 FC多摩ジュニアユースFW吉田湊海(写真=会田健司)
――今回一番自信になったところは?
DFからの一本のパスで背後に抜け出すところは、FWをやった時はいつもやっていて、そこは自信になりました。それでもまだまだだと思うのでもっとやっていきたいと思います。
――FWの時は貪欲に裏を狙っていましたが、ボランチの位置からも積極的に上がりますか?
ボランチでもサイドにボールが出た時は上がって行って頭で合わせたり、背後も狙ったりします。
――チーム(FC多摩ジュニアユース)ではどんな役割ですか?
チームではアンカーでキャプテンをやっていて、声でみんなを鼓舞しています。点が入りそうな予感がした時は前にも上がっていきますし、ピンチになりそうな時はダッシュで戻って声をかけています。
――Jクラブの選手が多い中で街クラブの看板を背負っている感覚はありましたか?
他の街クラブの人もいましたが、その中で飛び抜けた存在になりたいという意識があるので、その感覚はありました。まだまだな部分もありましたが、点も取れたのでその手応えもありました。
――サッカーを始めた時からキャプテンシーのある選手でしたか?
小学校の時もキャプテンだったんですが、チームの事は何も考えていなくて、自分個人の事しか考えていませんでした(笑)。それで小6の時にキャプテンを辞めさせられて、それが正直悔しかったですし、コーチを見返すじゃないですけど、行動で引っ張っていこうと思っていました。
――それ以外にも変われたキッカケはありましたか?
コーチも変わって、チームが勝てない時期があった時に、「このままでは勝てないな」と思って、練習からバチバチにやったり、細かい部分を変えていったら試合でも負けないようになって。そういうところもキッカケになったと思います。
――負けず嫌いなところがいい方向に出ていますね?
そうですね。本当に負けず嫌いなので、試合では絶対に負けたくないと思っていつもやっています。
――将来はどんな選手になりたいですか?
ボランチかFWかわかりませんがまずはプロに上がって、18歳の時にW杯があるのでその時に日本代表を引っ張っていけるような選手になりたいと思っています。
(文・写真=会田健司)