東京都市大学付属中学校・高等学校・田中望監督

 世田谷区に位置する進学校の東京都市大学付属中学校・高等学校は現在、東京都ユース(U-18)フットサルリーグ2部に所属しています。競技フットサルへの挑戦をはじめて3年目のフットサル部の顧問・田中望監督にお話を伺ってきました。

――全体で何人くらい選手はいますか?
 部員は30名前後いて、AからCチームまであります。

――どんな練習をしていますか?
 週4回の練習と試合の中で、1回目は試合の次の日なので負荷の少ない技術的な練習、2回目と3回目は戦術的な要素をとり入れながら、フィジカルの要素を取り組んでいきます。4回目の練習は試合前日なので、短めのスプリントと前日の確認になります。

――今後の練習の取組み方などはありますか?
今後は戦術を増やしていきたいです。いる選手や成長に合わせてですが、今あるベースの戦術とは別に新しい戦術にも取り組んでいきたいです。今まで少しずつベースも上がって来ているので、もうワンステップ戦術に幅を持たせて、更に使い分けが出来る所まではまず目指したいですね。

――選手を指導する際に、意識している事はありますか?
フットサルにおける攻守の原理原則をまずは理解させてあげたいです。細かいサインプレーなどもありますが、それよりはフットサルの理解を高めてあげて、卒業させたいです。フットサルを始める選手には様々な理由があり、レベルもバラバラです。高校生から始める選手も多く、大学や次のチームに行っても続けていってほしい想いがあるので、考え方のベースを作ってあげたいと思っています。勿論、技術、フィジカル面でも向上してもらえるようにしたいですが、限られた時間の中で卒業後に過不足が無いようにしてあげたいのが1番強いですね。なので、トライ&エラーを繰り返していき、成長して行って欲しいです。

――田中監督ありがとうございました!

(取材・文=石津大輝)