FC今治のトレーニングに参加した帝京・MF横山夢樹(左)とDF梅木怜(右)

 3月22日に2024年シーズンからのJ3・FC今治加入が発表された帝京(東京)3年のMF横山夢樹とDF梅木怜。FWの横山はCBの梅木、攻守の要として今季の帝京を牽引。昨年には、徳島県で開催されたインターハイで準優勝も経験している。

 プロサッカー選手の入り口に立ち、4月14日にはJFA・Jリーグ特別指定選手認定も受けた横山と梅木は今、何を思うのか。GW期間中を利用しFC今治のチームトレーニングに合流していた2人に、帝京とは異なるポジションで取り組んでいるプロへの準備などを訊いた。

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ーーFC今治のトレーニング参加は2月の宮崎キャンプ以来になりますが、参加した感想は?

横山 高校でのトレーニングとまったく感覚が違います。パスを受ける前からイメージを持っておかないと、すぐにボールを取られてしまう。ボールを持ってからではなく、その前にイメージを持とうと思います。

梅木 スピード感や頭を使うところが高校とは全然違います。練習時間は少し短いですが、普段のトレーニングより3倍疲れます(笑)

ーー横山選手はボランチ、梅木選手はSBとして今治の練習ではプレーしていますね。自分が思うプレーの特長は?

横山 ボランチのポジションから狭い局面でターンして前を向いてからのドリブルや、相手をかわしてのスルーパスなど、チャンスを作ることが得意で、そこが求められていると思っています。

梅木 自分の強みはSBとしてのスピードだと思っているので、そこはしっかり出していきたいと思います。

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