宇賀神友弥選手

――宇賀神選手が運営しているスクール「エスフォルソフットボールスクール」で大事にしていることはありますか？

僕らの運営しているスクール「エスフォルソフットボールスクール」はプロにするとは謳っていません。
サッカー選手で大事なのは、サッカーが上手いだけではなく、1番大事なのは「人間力」です。これは全ての職業において大切。

「人間力」は何かというと、3つで構成されています。
1. 礼儀・礼節
2. 相手を思いやる気持ち
3. 傾聴力・思考力・主張力
この３つができている人が、人としても大事な要素だと思っています。

その意味で、子どもたちへの指導の中でもこういうことをしっかりやるんだぞって言っています。
傾聴力は人の話をしっかり聞くこと、思考力は自分の頭で考えること、そして考えたことを自分の言葉で主張する主張力。
これは実際やるのはなかなか難しいですが、この３つの順番がすごく大切です。

僕が直接子供たちと話すときも、この子しっかり人の話を聞いてるなということの確認と、その後の行動がちゃんと変わっているのかを確認しています。

「エスフォルソフットボールスクール」では、サッカーで学ぶのは当然として、人間としての学びを大切にしたいと思っています。

――今このようなコロナウイルスの状況下ですが、サッカー人として思うことはありますか？

皆さん普段何気なくサッカーをやっていると思いますが、色々な人とコミュニケーションができたり、リフレッシュしたりできる、スポーツという存在の価値そのものの重要性に改めて気づかされますね。加えて、自分がサッカー選手という立場で考えると、改めてファンサポーターの存在の大切さに気づかされます。

――高校年代のプレーヤーにメッセージをお願いします。

「人生は一度きりしかないので、夢に向かってたくさん努力してください」

――宇賀神選手ありがとうございました！

（取材＝編集部　写真＝宇賀神選手提供）