(写真提供=桐蔭横浜大学)
ーー桐蔭横浜大学でプレーをしたいなど興味を持っている選手たちに向けて、サッカー部のセールスポイントをいただけますでしょうか?
サッカーでプロになりたいと思っている選手には当然来てほしいですけれど、純粋にサッカーを楽しめる選手に来てほしいなと思っています。ウチのセールスポイントも「楽しくサッカーをしている」ことだと思っているので。ただ、勘違いしてほしくないのは、楽しくサッカーをしているといっても、ゆるいわけではありません。試合に勝つことで味わえる楽しさというものもあるので全力で勝ちに行きますし、その他、ゲームでプレーをする楽しさや、上達できる楽しさも重要視しています。ウチはいま部員が80人ほどなんですが、20人ずつ4つのカテゴリーに分けて、極力全員が試合に出られるようにしています。サッカーって、試合に出ないと絶対におもしろくないと思うんですよ。なので試合に出続けられることを重視しています。全員が試合に出られるという環境があるので、ウチに来ればサッカーを楽しめると思います。
ーー最後に、「サッカーが上手くなりたい」と考えている中学生や高校生たちに安武監督から何かアドバイスをお願いします
技術以前に、人の話を素直に聞くことが大切だと思います。足が速いとか身体が大きいことと同様に「素直」ということもひとつの才能だと思うんです。どんな指導者の方もやっぱり「選手の能力を伸ばしてあげたい、チームを勝たせたい」という思いは基本的に同じだと思うんです。でも間違ったことだって言うこともある。間違ったことを言うこともあるとは思うんですけど、選手のため、チームのためを思っての発言だと思うので、まずは素直に話を聞くことが重要なのかなと思います。それが出来る子というのは選手としても人間的にも成長しているなと感じています。
(取材=高校サッカードットコム編集部)