中田英寿氏(写真=(C)NIHONMONO_TSUKURU ASADA)

 3月16日、立教大学は4月1日からサッカー元日本代表の中田英寿氏が同大学で客員教授に就任することを発表した。

 2006年に現役を引退した中田氏は、その後、自らの足で伝統工芸や産業、農業などを巡り、日本の良さを世界に発信し続ける活動を行ってきた。今回の就任を機に、2020年度秋学期には経営学部の 3、4 年生を対象とした選択科目「伝統産業とマーケティング」を同学部の山口和範学部長、高岡美佳教授とともに担当。「日本文化の世界戦略」をテーマに、日本の伝統産業の歴史と現状を学び、産業の再生や新規ビジネスの創出を行うための思考力や実践力を身につけていくための講義を行う。

 本科目は 30 名限定となっており、履修希望者は「『日本酒』『お茶』『工芸』のうち一つを選び、市場分析を行った上で、それを世界にビジネスとして広げる手法について論じてください。※3000 字以内」という課題を提出。中田氏は山口学部長、高岡教授とともに選考にあたるという。