福島ユナイテッドFCに加入が内定している向井颯
12月15日、興國がサッカー部所属の4名とセレッソ大阪U-18所属1名の入団内定者合同記者会見を実施。サッカー部からは川崎フロンターレ加入内定のFW永長鷹虎、モンテディオ山形加入内定のMF荒川永遠と坂本稀吏也、福島ユナイテッドFC加入内定のFW向井颯。セレッソ大阪U-18からはトップ昇格が内定している岡澤昂星が出席した。
興國からは草島葉子学校長、内野智章監督が、川崎フロンターレからは竹内弘明強化本部長、モンテディオ山形からは渋澤大介強化部長補佐、福島ユナイテッドFCからは強化部強化担当の柳原裕氏、セレッソ大阪からはチーム統括部の野口裕司氏が壇上に上がった。
会見では、草島学校長の挨拶に始まり、内野監督がエピソードをまじえながら選手たちを紹介。内野監督は福島ユナイテッドFC加入内定の向井について「3月の終わりぐらいに練習に来て、4月の頭からチームに合流した。お母さんがJグリーンで挨拶した時に既に泣いていたのが印象的。色んな思いがあって興國のサッカー部に来てくれた」とセレッソ大阪U-18から移籍してきた当時を振り返りながら、「足が速すぎて体育大会で肉離れして最後の試合に出れなかった。プロになりたいという姿勢と努力でチームメイトに認められた。スピードがあってスプリントを何回でも繰り返せるのが特徴」と紹介した。柳原裕氏も「ここでダメなら高卒プロ入りを諦めると聞いていたが、練習参加の際に本人から"絶対にここに入る"という強い決意を感じた」とコメントした。
向井はチームの印象について「練習の強度が凄く高くて、ついていけなかったけど、ここでついて行けるようになれば、自分のスプリントなどの能力を生かせると思った」とコメント。さらに「興國に入って(永長)鷹虎とかを見て"俺って全然上手くないんだ"とわかった。そういう選手たちと切磋琢磨してプロ入りを掴めた」と興國に移籍したことで念願のプロ入りを掴めたと話し、「自分は途中から入ってきたのに、みんなが祝福してくれた」と福島ユナイテッド入団が決まった時が一番印象に残っていると語った。
【向井颯】
■ポジション
MF.FW
セレッソ大阪U-15→セレッソ大阪U-18→興國
■プロフィール
生年月日:2003年10月1日
出身地:大阪府
■身長/体重
174cm/63kg