履正社DF西坂(写真=会田健司)

ーー斗和君は足が速いですけどお二人はスポーツをやられていたんですか?

悌成さん:僕は野球をやっていたんですけど、足は速くなかったですね。
智香子さん:私もバスケットボールを少しやっていたぐらいなんですけど、全然足は速くないです(笑)。斗和自体も足は速くないって認識でした。高校になって速いと言われるようになったんですけど、それまでは遅かったんですよ。

ーー子供の頃はどんな性格でしたか?

悌成さん:好きなことだと凄くのめり込むんですけど、勉強とか苦手なことは全くやらない子でした。

ーー勉強に対してはどんな接し方をしていましたか?

悌成さん:100点は取れなくても最低限は取ってくれればと思っていました。
智香子さん:サッカーをするために必要なぐらいはやらないといけないと言っていたんですけど、中々わかってくれなかったです(笑)。

ーーサッカーで大変だったことはありましたか?

悌成さん:僕らの趣味が子供のサッカーを観る事でしたので大変ではなかったです。去年から試合も沢山出してもらって、今年はプレミアリーグも観ることが出来て、それが親孝行してくれていると感じていました。
智香子さん:やっぱりコロナでサッカーができない時期はストレスが溜まっている感じだったので、そういう時にどう接したらいいのか。サッカーができない本人の気持ちもありましたし、私たちもそれが観れない寂しさがありました。

ーー最後に、どういうプロ選手になって欲しいですか?

悌成さん:やっぱりみんなに応援してもらえる選手に。あとは自分の強みを生かしてどんどん上に行ってほしいと思っています。
智香子さん:感謝の気持ちを忘れずに謙虚な気持ちで、あとはサッカーを好きな気持ちともっと上手くなりたい気持ちを忘れずに頑張って欲しいと思います。

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