今シーズン4度の怪我に苦しむ

 横浜F・マリノスからジュビロ磐田に移籍して2年。静岡県と神奈川県横浜市を往復する日々を送る中村。それは、横浜市で暮らす、妻と5人の子どもたちに会うためです。2012年、当時4人の子を持つ父親だった中村は「ベストファーザー賞」を受賞。
「一番は奥さんを手伝いたい。大変だから」とイクメンの顔ものぞかせます。

 中村は、ロシアワールドカップのためJリーグが中断期間の今年6月、軸足である右足の手術を決断。若い時のケガと違い、治ったとしてもパフォーマンスが上がらずそのまま引退に追い込まれるのではないかという不安と危機感に襲われる中村。かつてないほど体は悲鳴をあげ、普段は温厚な中村が、カメラの前で苛立ちを隠し切れません。専属トレーナーのマッサージを受けコンディションを整える中村が本音を漏らします。

【次のページ】 中村が右足を手術している間