12月30日、第97回全国高校サッカー選手権開会式が東京・駒沢陸上競技場で行われた。
 広島予選を制した初出場の瀬戸内(広島)の佐々木達也主将が選手宣誓の大役を担った。
 佐々木は「この平成という時代に記録的な猛暑や地震、西日本豪雨災害を私たちは経験しました。被災された多くの方々は今もなお不安な日々を過ごされています。答えの出ない中で生きていくことは、苦しくて、辛い、何気なくどうしていいのかという中で、改めて考えるきっかけになりました」と今年7月に広島県、岡山県で起きた西日本豪雨について触れるとともに、「監督、コーチともに戦ってきた仲間、私たちの応援となるすべての方々、そして何よりどんな時も背中を教えてくれるベストサポーターである家族の支えがあって、今この舞台に立てていることを忘れず、最後まで全力で戦い抜くこと。これが今、私たちにできることです」と家族への感謝を口にした。
 そして、「2020年東京オリンピックや2022年カタール・ワールドカップに胸を馳せながら、新たな時代の幕開けとなる歴史の1ページを作るべく、ここから一歩を踏み出します」と力強く宣言した。

▽第97回全国高校サッカー選手権 
第97回全国高校サッカー選手権日程結果